さまざまな目の病気
緑内障(りょくないしょう)について掲載しています。
緑内障
全般情報
緑内障とは、視神経が慢性的に圧迫されることで、視神経に障害を生じる病気です。
放置すると視野が欠損し、重症例では失明する可能性もあります。
開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障、閉塞隅角緑内障といくつかの種類があります。
症状
視力の低下 / 視野狭窄(視野の一部が欠けて狭くなる)など。
原因
主な原因の一つに眼圧(眼球を一定の大きさ・形に保つための眼内の圧力)の上昇があげられます。
検査の種類
重要な検査の一つに「視野検査」があります。
視野のうち、どこがどの程度見えていないかを正確に調べる検査で、進行状態がわかります。
視野検査は2種類あります。
- 静的視野検査 … 中心部の視野(30度以内)を詳しく調べる検査です。
- 動的視野検査 … 視野全体を調べる検査です。
治療方法
緑内障治療の目的は、病気の進行を遅らせ、それ以上進まないようにすることで、失明を防ぐことです。
多くの緑内障では、眼圧下降点眼薬、内服薬、点滴薬などの薬物療法が基本となります。
薬物療法を行いながら、眼圧下降が不十分で視野障害の進行が抑えられない場合には、レーザー治療や手術を行います。
急性の緑内障では、急激に眼圧が上昇し、眼の痛み・頭痛・吐き気などの激しい症状を引き起こします。
時間が経つほど治りにくくなるため、このような「急性閉塞隅角緑内障」の発作がおきた場合は早急に治療を行い、眼圧を下げる必要があります。
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