近視矯正手術(屈折矯正)の歴史
記録によれば、ノルウエーのSchitzが白内障術後の乱視に対して角膜の内側から角膜切開を1885年に行ったのが角膜屈折矯正術の最初の試みです。その後、様々な国で研究が進みやがて近視矯正手術への幕が開きました。世界で最初に近視矯正を手がけたのは、日本の順天堂大学教授、佐藤先生であったりました。1950年頃、角膜後面だけでなく角膜前面をも切開することにより、効果的な近視矯正が出来ることに気づきヒトへの臨床応用が始りました。これが、角膜前面放射状切開術、いわゆる佐藤の手術であります。
近視矯正手術について
しかし、この手術は、後に重大な合併症を生むこととなりました。それは、水疱性角膜症といわれる角膜の機能が低下し角膜が真っ白になる合併症が起こっていました。その後、旧ソ連において角膜前面のみからアプローチする放射状角膜切開が発展し、現在も臨床上に選択される術式へと変貌していきました。前面放射状角膜切開術が臨床上応用される中で、より安全で効果的な近視矯正術はないか模索されき、そして、登場したのがエキシマレーザーです。これは、1983年Trokelらにより紹介され、ドイツのSeilerにて臨床応用されたました。こうして、エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術が世界的に大きな飛躍をし始いきました。

